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要支援医師の叫び:オレが紹介したのは患者さんであって、症例やないーーーっ!/ソーシャル・キャピタル2連発

私長年医療界の周辺で働いてきましたが、変な言葉やあかんやろという言葉、あきらかに間違った言葉というのが平気で使われているのことに憂いています。何度も書いていますがinformed consentをICと略し、単に説明することをICするなんて平気でというか何の疑いも持たずエライ大学の先生が使われていたりします。英語が分かっていないという問題もありますが、それよりICの歴史や意義をわかっていないから平気でそういう言葉使いができるのですね。あと、認知症のことを「認知」と言ったり、患者さんに「指示がはいらない」とか平気でつかっていますね。後者については、医療者が調教師で患者さんは動物か?と思ってしまいます。

・本日の私の怒りは、次のようなフレーズ。これは昔から、比較的「紳士的」なDr.が紹介状の返事にかかれていた、そして今日も目にしたフレーズ。

   貴重な症例をご紹介いただきありがとうございました。

・・・私は、症例を紹介したのではありません。患者さんを紹介したのです。書くなら「大切な患者様をご紹介いただきありがとうございます」でしょう。(ただ、私は患者様ということばは、できるだけ使いませんが)

・あと、変な言葉というか、慇懃無礼というか、診断や治療法について「・・・と愚考いたします」という紹介状もあります。妻のことを愚妻、息子のことを愚息というのと同じでしょうかね。別に、普通に「・・・とかんがえております」でいいじゃん。ちょっと面白く書くなら大阪人風に「・・・と診断しました。(しらんけど)」なんかどうでしょう?←アカンカーッ!

・まだ、ツッコみたい言葉はいくらかありますが、それは追々に。


以下日記

・本日5/27(木)は、5時30分起床。朝勉で「COVID-19に対する薬物治療の考え方 第7版」(2021年2月1日)日本感染症学会を読みました↓



そして、水島へ出勤。午前中産業医学科外来。午後は市役所へ。(昼食は近くの「実の和」といううどん屋さんで、ピリ辛そぼろうどん)公害健康被害認定審査会に参加して、その後玉島の病院へ。回診ダッシュで済ませて、17時過ぎ病院を出て帰宅。ZOOMで18時から19時まで大学院の『社会疫学』の学習会。本日は第8章の「ソーシャル・キャピタルと健康」でした。感想、学んだことはいろいろありますが、ソーシャル・キャピタルを地域のものと考えていましたが、職場にもあること。そして地域と職場のソーシャルキャピタルがいろいろ絡み合う可能性があるということを認識しました。その後ダッシュで夕食(カレー)食べて、19時30分から21時まで、ZOOMでソーシャルキャピタル研究会に参加。本日のお題は、稲葉陽二先生「ソーシャル・キャピタルの外部性について」、桜井政成先生の「ソーシャルキャピタルのダークサイド」でいした。前者は経済学からのアプローチ(と思う)で、後者は社会学からのアプローチ(と思う)でした。桜井先生の講演の最後の方で、最近あまり話題にならないリンキング・ソーシャル・キャピタルが大切ではないかということでした。なにはともあれ、お二人の本をかわないと・・・ああ、また本が増える。

・その後、お風呂入ってこのブログを書いております。今日は、これから歯磨きして寝ましょう。明日は注文していたベルギービールが届くのでそれを楽しみに仕事をしましょう。

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